Dubai Meeting

世界最高額の賞金競走ドバイワールドカップをはじめ国際G1競走が多数開催されるドバイミーティングがいよいよ今日開催。日本の総大将、カネヒキリをはじめディープインパクトを打ち破ったハーツクライ、ダートで圧倒的な強さを見せ付けてきたフラムドパシオン。さらに昨年末、香港国際競走を制したハットトリックなどが出走し、世界の座を狙います。

  1. ゴドルフィンマイル G2 ダート1600M

砂のマイル王者を決めるこの一戦。日本からはディープインパクトのオーナーで一躍時の人となった金子オーナーの所有するユートピア。絶好のスタートを決め、最終コーナーを抜群の手ごたえで駆け抜け直線に入ると、後続を突き放したままフィニッシュ。2着には2着にウィンリヴァーウィン(トルコ)、3着にジャックサリヴァン(英国)が入った。 日本馬のドバイでの勝利は02年シーマクラシックのステイゴールド以来2頭目

  1. UAEダービー

カネヒキリと同厩のフラムドパシオンガブリンが参戦。パシオンは道中中盤からやや後方といった位置取り。一方ガブリンはハナに立ちレースを進めていく。パシオンは直線で馬群を割って伸びてくるが最後は力尽き3着。勝ったのはドバイのエース、ディスクリートキャットガブリンは着外となった。3歳春に世界の強豪と戦い3着に入った力は評価されるべきレースだったかと思う。パシオンには海外転戦のプランも浮上し、米国3冠競走の第1歩となるケンタッキーダービーに参戦する可能性も。今回は勝った馬が強すぎた。

  1. ドバイゴールデンシャヒーン G2 ダート1200M

直線のコースで行われる同競走には森厩舎のアグネスジェダイが参戦。先行集団を形勢するアメリカ勢に必死に食らいつき、直線では盛り返す粘り強い走りで6着。優勝はプラウドタワートゥー(米国)。

  1. シーマクラシック

ディープを破ったハーツクライが日本馬のレベルの高さを証明するかのような余裕の逃げ切り勝ち。直線に入って突き放すのだから、このメンバーの中では力が違った。次走はキングジョージでディープとの再戦が見られそう。

  1. ドバイワールドカップ

日本の競馬ファンの期待を背に好スタートを決め、道中も抜群の手ごたえ。最終コーナーを駆け抜けても、鞍上の天才の手はまだ動かなかった。弾けるか?と思ったが、伸びきれず後続を凌ぐだけで精一杯で5着に敗れた。勝ったのはゼンノロブロイを破ったデットーリ騎乗のエレクトロキューショニスト。またしても武豊と日本馬コンビはこの馬に敗れてしまった。ただ、芝ダート両方を走れる馬は強い。