F1 第7戦 モナコGP in モンテカルロ市街地コース

インディ500ル・マン24時間レースと並ぶ世界3大レースに数えられるF1モナコGPは、コートダジュールの海岸沿いをガードレールをかすめて走り抜けるモンテカルロ市街地コースを舞台に行なわれる。勝者を選ぶ“ドライバーズ・サーキット”として名高い。勝利者は、かつて「音速の貴公子」として愛されたアイルトン・セナや、「皇帝」ミハエル・シューマッハなど蒼々たる顔ぶれ。昨年はマクラーレンライコネンが圧倒的な速さで優勝。
モナコは特設市街地コースであるため、オーバーテイクポイントは皆無に等しい。ちょっとした気の緩みやミスがバリアにクラッシュという事態に陥る事を意味している。マシンのフロントエンドの反応の良さや、ハンドリング・トラクションコントロール、さらにメカニカルグリップが重要視されることになるだろう。

そして、今GPはマクラーレンがF1に参入して40年目の節目のレースとなる。ちなみに、ライコネンは昨年、モントーヤは03年にBMWウィリアムズ在籍時代にモナコGPを制している。両ドライバーがモナコを制しているというのは他のどのチームを見てもマクラーレンただ1チームである。66年に参戦して以来、マクラーレンモナコを13回も制し、パートナーがメルセデスとなってからは、ハッキネンが2度、クルサードライコネンが1度ずつと圧倒的にモナコに強いチームである。