F1 第6戦 スペインGP

情熱の国で行われたスペインGP。アロンソはワールドチャンピオンとして迎えた母国GP。
舞台はカタルニアサーキット。各チームが開発テストで走る込むサーキットとしても有名。
そのため、各チームはサーキットに対するマシンセッティングは整っている。つまり、強いマシンが勝つとうサーキット。今年はここまで、ルノーが開幕ダッシュに成功し、ヨーロッパラウンドに突入したが、ここから、、フェラーリの逆襲が始まっている。ここまでの3分の1を見ていると、マクラーレン、ホンダには優勝争いの出来るパフォーマンスは持っていないと判断され、ここでも、やっはりルノーVSフェラーリ、言ってしまえばミハエルVSアロンソの構図が見て取れるだろう。
 レース序盤、トップのアロンソが1分17秒台で見る見るペースを上げていく。対するシューマッハは1分18秒台とタイムが伸びない。1回目のピットストップを行うまでの第1スティントで両者のギャップは約14秒にまで開いてしまった。最初に動いたのは、フェラーリに比べて燃料搭載量が明らかに少ないルノーだった。17周目と18周目にアロンソフィジケラの順で立て続けにピットイン。19周目にマッサが、シューマッハは23周目まで引っ張った。一方、コース上では19周目にモントーヤがスピンを喫して、ストップ、リタイアを余儀なくされた。レース中盤にあたる第2スティントはシューマッハのペースも上がり、アロンソと互角の1分17秒台中盤のタイムを連発する。だが、10秒以上に開いている2人のギャップは縮まらない。アロンソはさらに1分16秒台のファステストを叩き出し、独走態勢に入っていった。逃げるアロンソと追うシューマッハ。2回目のピットストップを挟んで迎えた第3スティントも変わることなく、レース終盤はアロンソシューマッハもポジションキープのままチェッカー。アロンソファイナルラップですでに、スタンドの熱烈な声援に応えるように手を振り、フィニッシュライン手前でマシンを左右に揺さぶる派手なパフォーマンスを披露した。
 アロンソは母国グランプリ初制覇。今季3勝目、通算11勝目を挙げている。2位にはフェラーリシューマッハ、3位にはルノー勢の一角フィジケラが入って表彰台をゲット。4位はフェラーリのもう1台、マッサという結果だった。5位はライコネン、6位と7位にはバトンとバリチェロが入賞してHondaがダブルポイントを獲得。8位にはニック・ハイドフェルドがつけた。