F1GP 開幕戦 バーレーンGP

現地で観戦して参りました。気温が20度くらいで安定し、非常に暖かいもんでした。
新方式の予選ではライコネンのクラッシュにより赤旗で、導入緒戦でいきなり面白いものを見れたといった感じ。レースではライコネンの作戦と展開がハマリ最後尾からポディウムに上る大健闘。今日はトップ3チーム・ドライバーについてをリビューしたいと思います。

  1. ルノー

アロンソ:昨シーズンのチャンピオンとして「さすが」といった安定感があり、存在感十分。今シーズンもGPの中心を担うことは間違いない。
フィジケラ:今年もまたフィジケラのマシンばかりにトラブルが起きると予感させるような開幕戦。アロンソと比較するのはかわいそうだが、表彰台争いをするにはもう一息かな。
総評:信頼性が評価されていたルノーエンジンだが、本番でのハイドロ系のトラブルがあり、今後に課題が残る開幕戦といった感じ。ただ、マシンスペックはコンペティティブな位置にあり問題ないはず。

  1. マクラーレンメルセデス

ライコネン:昨シーズンの流れをそのまま受け継いだかのような予選での悪夢。ただ、去年のような鋭い走りでポディウムに立てた事はやはりドライバー・マシン共に優れていると証明されたようなもの。マレーシアでも力を出し切ればポディウムは間違いないだろう。
モントーヤ:3日間、終始マシンのセットアップが定まっていなかったようで、マシンにフラつきが見られた。去年もそうだったが、マシンとの相性がイマイチなのかも。
総評:前評判にあったエンジンの信頼性の低さは特に見られなかったが、予選でのアクシデントではやはり、信頼性にまだ疑問が残る結果だと思う。しかし、あのトラブルはマシンのストラクチャの問題ではなく、パーツの不良だったとの事でマシンそのものはやはり速い。ただ、ストレートの伸びがまだ足りない。

  1. フェラーリ

ミハエル:皇帝の復活を予感させるアグレッシブな走り。去年はマシン、タイヤ共に不振だったが、ドライバーとしての力はやはり健在。今年はライコネンアロンソとチャンピオン争いを繰り広げるだろう。
マッサ:速かったけど、まだ若さを感じる走りでした。アロンソの背後でのタイヤロックからのスピン。経験をつめばもっとやれると思う。
総評:昨シーズン、パッケージの開発を打ち切り新車の開発に徹していただけの事はあると感じさせる開幕戦。ブリヂストンもしっかりタイヤを作ってきたなと感じました。今後も空力パッケージの開発などで速くなると思う。