ワールドカップ閉幕

1ヶ月に及ぶ熱き戦いもやっと終わりました。イタリアの優勝で幕を閉じたわけですが、戦前評価の低かったフランスは決勝トーナメントではジダンの大活躍で準優勝まで上り詰めました。決勝でのジダンの頭突きは世界中がびっくりした事だろうけど、個人的には軽蔑されるべき行為ではないと思う。ただ、レッドカードは正当な判断だと思います。何事もなく頭突きする筈はないのでマテラッツィジダンに対し侮辱的な発言をしたのはほぼ確実。被害者本人が何も言わないのもやましい事があるからでしょうね。審判に対する侮辱はレッドカードに値するわけですが、選手間のやり取りは放任されるってのも可笑しな事だと思います。スポーツは常に相手に敬意を持っているべきで、神聖な試合中に相手選手に向かって「テロリスト」などと言う行為にお咎めがないとなると、フェアプレーって、暴力がないプレーって事になりますよね?お互いのチームが罵りあっているような試合でもフェアな試合って言われる事になるのかな?なんかおかしいと思うのは私だけなのでしょうか。

それにしてもジダンはMVPに相応しい活躍だったと言えるでしょう。ブラジルを撃沈したのも彼の統率力。その統率も彼だったからこそ出来たこと。偉大な選手と崇められ、それでも驕る事なくキャプテンとして勝つ為に前に進んでいった姿勢は素晴らしいと思います。カンナバーロも素晴らしい活躍だったと思いますが、やはりDFよりも点を得る事の法が目立ちますしね。まぁ、今回で現役引退としていたジダンですので、FIFAが空気呼んだとか言われてますけど、最終戦の退場を差し引いてもジダンにはそれだけの価値があると言えると思います。

んで、話はちょっと変わります。イタリアの優勝でユヴェントス以下、ACミランやらの特赦を求める声が政府内部から上がっているとの事ですが、クラブチームでの不正がどうして、選手個人の活躍で軽減される事になるのでしょうかね?それじゃクラブのお偉いさんが喜ぶだけです。キッチリ罰則を与えるべきです。