F1

 日本はGWなんて言ってますが、今週末F1は第5戦を迎えます。今回の舞台はドイツのニュルブルクリンク。1周5.148kmを60周、計308.863kmで争われる。ニュルブルクリンクは山間部に位置し、気候変化の激しいサーキットとして有名。今週末の天気だが、地元気象台の発表によれば、“アイフェルの森”と呼ばれる、この地域特有の悪名高い天候に見舞われるだろうとのこと。昨年はトップを走っていたライコネンが最終ラップにサスペンション破壊によるリタイヤという悲劇を演じた舞台。今回の焦点はやはり、気温によるタイヤチョイス。タイヤの温まりの悪いホンダもマシンにはかなり厳しい課題となりそう。ミシュランブリヂストンのタイヤ開発戦争に注目したい。
 そして、注目されるアグリチームだが、井出は今回はテストドライバーとして参加する事となった。FIAからの助言があり今回の決定となった模様。個人的見解ですが、アグリチームの開幕からの参戦は無謀だったと思いますね。井出に関してはF1経験の無いドライバーが開幕で初めてドライブするようなもの。ドライバーが誰であれ、熟成されていないマシンが高速で駆け抜けることの方がよっぽど危険だったと思いますがね。井出が悪いとかじゃなくて、マシンそのものをどうにかしなければならないはず。新車が日本じゃタイトル争いが出来るようなドライバーを連れてきて、4戦走っただけでクビを臭わすようなチームもどうかと思いますがね。ちょっと勝手が過ぎるんじゃないでしょうかね?あのマシンじゃ誰が乗ったってあの結果で当然だと思いますけど?パフォーマンスに不満があるらしいけど、琢磨のマシンを優先してるんだから、2台の間に差が生まれるのは必然。開幕戦の井出の扱われ方を見れば一目瞭然です。まぁ、日本じゃトップレベルと言えるようなドライバーを井出の代わりに連れてきても、同じような結果は目に見えてますよ、さっさとマシンをどうにかしないとね。
 さて、今シーズンからエンジンが2.4リッターV8エンジンに変更され、タイヤ交換が復活したことにより、トルク重視のエンジン開発、さらにはタイヤのグリップ力の復活によりコーナーリングスピードは昨年よりも速くなったと一部のドライバー間では囁かれているようで、出力低下によるスピードの低下による安全性の向上を狙ったFIAの思惑とは逆の結果が生まれているようだ。F1の技術開発の早さを改めて実感することになった。
 ってな訳で現地レポに続く…