F1

shin08032006-04-14

2週間後に迎えるサン・マリノGP。ここは、かつてマクラーレンの黄金期を築き、「音速の貴公子」として数多くのF1ファンに愛されたアイルトン・セナが非業の事故死を遂げたサーキット。彼の死からは既に10年以上の時が経ったにも関わらず、あのサーキットを見るたびに、タンブレロコーナーの壁にノーズから突っ込み、ひしゃげたマシンを思い出す。あの年、セナの死の1日前の4月30日もう1人、ラッツェンバーガーを亡くし「もうF1で死亡事故が起きる事はない」という安全神話が決壊した。彼の死の責任の所在を明らかにするのに凡そ10年もの年月を割き2005年5月30日に関係者全員の無罪が確定した。今では、タンブレロコーナーは改修され危険の少ないコーナーになっているものの、やはり安全性の追求は今も尚不満が残るのが現状だ言えるだろう。