F1GP 第17戦 ブラジルGP in アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ Preview

長かった2005年F1サーカスもいよいよラスト3戦のカウントダウン。
1977年に飛行機事故で他界した、ブラジル人F1ドライバーの名前からつけられたこのサーキットは、60年以上前に建設された珍しい反時計回りのサーキット。ブラインドコーナーをはじめとする難しいコーナーとタイトなインフィールドセクションが特徴である。さらに路面はかなりバンピーなため、セットアップが非常に難しい。

ここでアロンソポディウムを獲るとドライバーズタイトルが決まる。ライコネンモントーヤマクラーレン勢は1・2フィニッシュを決める事は絶対で、BARやらウィリアムズの連中が頑張ってくれんとライコネンには厳しい展開であることには間違いない。しかも、モントーヤは前節で、ノロマに突っ込まれリタイヤを喫している。つまり予選アタックが早いという事。ブラジルGPは路面がスリッピーになっているので、早い順番のアタックは圧倒的不利になる。マクラーレンにとってドライバーズタイトルはもはや絶望的となったが、ここでダブル表彰台を獲得することはコンストラクターズタイトルに向けて最後のチャンスを得る事になるだろう。